金融や経済は社会というより大きなシステムの一部であり、社会は自然環境のシステムと相互に密接に関係するがゆえに、社会や環境へのインパクトの考慮を経済システムの中に組み込まなければ、経済も持続可能になりません。だからこそインパクト志向金融はすべての金融に求められる規範になるべきだと考えています。
PRIはESG要素を投資の意思決定プロセスに組み込む投資家向けのイニシアティブとして設立されましたが、国連でSDGsが採択された後に、「(SDGsに沿った)現実世界へのインパクト創出を可能にする」こと、そして「すべての人のための豊かな世界に貢献する」ことにコミットしています。この点で、インパクト志向金融宣言は、PRIとの親和性が非常に高いと思います。本宣言のアドバイザーとして、PRIの視点から、活動を支援していきたいと考えています。
インパクト志向金融宣言は、環境と社会の価値を高めながら、企業価値を創出する新しい時代の金融の在り方を示してきました。私は、アドバイザーとして、この革新的な取組の進展のために、皆様のこれからの様々な活動を、全力でサポートしていく所存です。
「インパクト志向金融宣言」を通じ、多くの金融機関がインパクトの考え方に賛同していることは、持続的な社会価値と財務価値を生み出していこうとする企業にとっても、社会全体にとっても、大変心強いことです。国際的な監査・保証に関する議論も踏まえながら、企業における資本市場との対話や開示の経験を活かして、皆様とともにインパクトの畝りをより一層大きくすることに貢献できれば嬉しく思います。
インパクト志向の投融資を通じて社会課題の解決につなげようという署名機関の志に敬意を表します。メンバーの皆様が地道に活動を積み重ね、社会における金融機関の役割を果たされることを期待いたします。法律家としての経験を活かし、インパクト志向金融宣言の運営、メンバーの皆様の活動を支えるよう、微力ながらサポートさせていただきます。
小さな国際組織で、監査・保証の国際基準や倫理基準作りのお手伝いをしています。資本市場の情報開示については、昨今、国内外で大きな変化が生じていますが、こうした動きを見据えながら、サステナビリティ情報を含め幅広く資本市場における情報開示やそれに対する信頼性の確保に貢献したいと考えています。